自分の中が整理できた感じ
同じ著者の「子どもを生きれば大人になれる」の続編。
ケースが豊富に載っていて、どんな課題にいつ取り組むのがよいか説明してあるため、私にとっては整理になって心強かった。
「子どもを??」がじっくり共感しつつ読む本だとすれば、こちらはガイドブック的な感じ。ケースの中にどこか自分と似た要素を見つけたとき、なんだかうれしくなる。
人生の旅は軽装備で
この本では、クラウディア・ブラックの「人生のバゲージカート」というビデオの内容が冒頭に語られている。ある人は軽装備で楽々と人生を歩んでいく。しかしある人はちょっと雨に濡れただけで破れてしまいそうな紙袋にたくさんの荷物を詰め込んでいる。また一見立派そうなカバンを下げているけれども、中身は決して人に見せられない人がいる。小さい頃からひどい環境に生きてきた人は、それらの荷物が少々重くてもへいちゃらだ。だがそのうち荷物の重荷がどんどん体に食い込み歩けなくなってくる。やがて限界がきて悲鳴をあげるようになる…。 破れてしまいそうな紙袋をたくさん持ち、泣きそうになっている人とは、実はあなたではないか?一体この持ちきれないほどの荷物は誰が荷造りをしたのか? 限界が来て歩けなくなった時にカート(台車)を使う者も出てくる。カートを使うと一旦は重い荷物も運べるようになる。しかしそのうち荷物が増えてきて運びきれなくなり、さらに大きなカートを必要とするようになってくる…。 このカートはアルコールや薬物依存、摂食障害、仕事依存等を表している。私はこの比喩の上手さに感心してしまった。世の中には不幸にも機能不全家庭に生まれてしまった人が少なくないだろう。そういう方はもちろんのこと、心に関心のある人全員に一読をお薦めしたい。
アスクヒューマンケア
私は親のようにならない―嗜癖問題とその子どもたちへの影響 子どもを生きればおとなになれる―「インナーアダルト」の育て方 アダルト・チャイルドが人生を変えていく本 アダルト・チャイルドが自分と向きあう本 「自分のために生きていける」ということ―寂しくて、退屈な人たちへ
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